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【ネタバレ】劇場版BLAME!を観て来ました【感想】

※ある程度ネタバレ含むので、ご注意下さい※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、上映期間と自分のスケジュール的に観に行けるか微妙だったんですが、

何とか無事に観に行けました。

残念ながらパンフレットは売り切れてて買えませんでしたが。

 

そんな劇場版『BLAME!』ですが、個人的には結構楽しめました。

原作の2~3巻辺りのエピソードを基盤に、映画の尺に合わせて

キャラや展開にアレンジを加えた感じになってましたね。

建物が遥か彼方まで続いていたり、もの凄く高くそびえ立つ様子が分かる描写が

度々登場するので、階層都市の広さもしっかり表現されていました。

 

序盤は、づる達の視線から始まって霧亥やシボとの出会い。

中盤は、ネット端末遺伝子の効果を擬似的に再現出来る端末を作りに行く。

終盤は、サナカン戦。

といった感じです。

序盤と中盤にもセーフガードとの戦闘シーンがありますが、

これがまたスピード感と迫力があって魅入ります。BGMも素晴らしい。

普通の人からすれば、一撃もらったら即死するような攻撃仕掛けてくる敵だし、

それが大量に猛スピードで迫ってくるんだから、もう緊迫感が凄いです。

 

そして、霧亥の重力子放射線射出装置

構えてから撃つまでの(演出的な意味での)溜め、対象を削り取るように倒し、

それから時間差で爆発、とまさにイメージ通り。

SEも重低音が効いてる感じで、これまたイメージ通り。

ちなみに、「禁圧解除」として扱われてるのかは分かりませんが、

首にアンプルのような物を刺して、威力を増した上でブッ放すシーンもありました。

原作でケーブルを刺してチャージする、アレの代わりなのかしら。

原作序盤でこめかみに何か刺すシーンがあるけど、あれをアレンジしたのかなぁ。

どちらにしても、「ピンチだから強制的に撃てる状態にした」といった感じで、

ああいう演出は個人的に好みです。

 

なお、サナカンに関してはなかなか登場しなくて「あれ?」と思ったけど、

終盤に差し掛かった辺りで「あー、これはもしかして…」と感づきました。

原作での登場の仕方がああいうものだったし。

まぁそもそも、映画序盤で捨造が伏線になる台詞喋ってますしね。

映画ではシナリオの都合もあってか、最後まで電基漁師達が関わってくるので、

霧亥単独、もしくはシボとの2人旅のイメージが強かった原作と比べると、

少しワイワイした感じの雰囲気でした。

 

逆にちょっと気になった点と言えば、

霧亥の喋り方がちょっと遅すぎるかなーと。

流石にもうちょいスラスラ喋っても良かったんじゃないかと思います。

あと、中盤のとあるシーンは、もっとテキパキ動けるんじゃないのアンタ、と

ツッコミたかった。状況が状況だけに尚更;

 

それとこれは超個人的なモンですけど、

原作だとキャラの輪郭が結構スラッとした感じなので、

映画版だとアングルによっては、ややむくんだように見えるのが少し気になりました。

ついでにもう一つ言うと、サナカンの目は原作の方が好き。

まぁこれは…

(※重大なネタバレ。反転)

最初から『サナカン』として登場してる原作とは違い、

映画では中盤でタエを殺害し、彼女に擬態しているので、

わざとタエに近い目の描き方にしてるのかもしれませんが。

(※反転終わり)

 

原作とは多少雰囲気の違った面もあるにはありますが、楽しく観れました。

「原作そのまま」とまではいかないかもしれませんが、

広大な階層都市、セーフガード襲撃の緊迫感、戦闘シーンの迫力等々、

原作での見所は映画でもバッチリ。

過去に「人間」がどういう事をしていたのかを昔話のように話したり、

そういった原作では見られないようなシーンがあるのも、

映画版の魅力かもしれませんね。

 

づる達女性キャラは、所謂最近の萌えアニメ寄りの可愛さになっているのが、

ある意味一番原作から一番アレンジが加えられたところな気もします。

(原作の方でも可愛いけどな!)

男性キャラでは、特に捨蔵が「お前こんなにイケメンだったっけ…?」って思うくらい

格好良い見た目になってました。

勿論、見た目以外の面でも格好良いところを見せてくれますよ。

 

駆除系セーフガードは見た目も動きも不気味で、

「うわー、あれが大量に迫ってくるとかヤだねー;」って思いながら観てました。

めっちゃカサカサします。

でも「見つかったらもう助からないかも」という緊迫感は、

しっかり表現されてたと思います。登場時の絶望感凄い。

 

アニメ化に関しては色々あったBLAME!ですが、

無事こうして劇場アニメが観れたのは、凄く嬉しかったです。

昔、兄貴と

「これ、TVアニメ化とかしたらどうなるん?」

「台詞が一切無い回とか出てくるんじゃないか…?」

とか話してたのを思い出します。

 

第2弾とかやるんですかねぇ。やるなら是非、メイヴさん出して下さい。

待ってますよ、あたしゃ。

 

 

 

 

 

余談。

シャキサクと言うか、しゃきしゃきが登場しますぞ!

原作とはちと違う感じだけど、原作より食料って感じになってました。

あれをイメージしたカロリーメイト的な食べ物、実際に作ってくれないかしら…