お茶菓子本舗

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【ネタバレ】劇場版 艦隊これくしょん【注意】

観に行って来ました。

いつ行こうかなー、とSkypeで友人と話していたところ、

 

友「実は明日行ければ行こうと思ってたり」

僕「あ、じゃあワシも行こうかしら」

 

てな具合で話が進み、同じく行こうって話をしていたもう1人の友人も

丁度その方が都合良いという事で、3人で観て来ました。

 

以下感想。映画の内容に触れます。ネタバレNGな方はUターン推奨です。

あと、うろ覚えになってるところもあると思いますので、

見た方には「いや、ここはこうだったぞ?」って思われる部分もあるかもしれません。

「大体こんな感じなのねー」くらいに、ゆるーく読んで頂けると幸いです;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OK?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OK!(ズドン!!)

 

というわけで映画の感想ですが、一言で言ってしまえば

良かった です。

 

TV版では色々言われまくってた艦これのアニメですが、

むしろTV版での不満を出来る限り改善・フォローしたような映画だったと思います。

個人的には「TV版最終回→この映画で真の最終回」って見方が出来ました。

(まぁ、展開的に「もうやる事が無くなった様な最終回」では無いと思いますが)

 

既にTwitter等で色々感想を述べてる方はいらっしゃいますが、

 

【良かった点】

・映画という事もあってか、戦闘時の各キャラの動きが細かくなっていて、

 戦闘開始後は、戦闘が落ち着くまで基本絶えず動いている。

・ギャグシーン・緩いシーンはかなり絞られており、9割方シリアスな展開が続く。

・相変わらずBGMは臨場感あって良好。

・無理にゲーム中の台詞を言わせたりせず、

 あってもシーンに合わせて適度にアレンジされているので、違和感ナシ。

・加賀・瑞鶴のやり取りが、「本心から嫌っているわけではない」というのが、

 TV版よりもずっと伝わりやすいものになっている。

妖精さんが動いて作業してるシーンがちょくちょく出てきて新鮮&可愛い。

・艦娘と深海棲艦の因縁に対して、明確な設定が登場。

・一部のキャラのバックボーンというか過去に迫り、驚きの新事実を絡ませてきた。

・如月関係に対するフォローがある。

龍驤可愛い。

 

【悪かった点】

・TV版で肩透かし喰らった「手負いのヲ級」は、

 新たに決着をつけるシーンなども特に無く、結局未登場だった。

・終盤は敵の各艦隊との戦闘が立て続けに起こるため、尺や描写の都合もあってか、

 各艦娘の様子をちょいちょい映す→砲撃の爆発が激しくなっていく→

 →画面フェードアウト&BGMストップ→一旦戦闘が落ち着いたシーンまで飛ぶ…

 という展開が続き、「とにかく巻きで」感が強い。

摩耶様が出ない。

・提督とは。

 

…といった感じでした。

弁解しておくと、悪かった点に挙げたものは、「残念だなぁ」というレベルで、

決して致命的な欠点というわけではありませんので、ご了承下さい。

いや、摩耶様出て欲しかったんだけどさ…欲を言えば木曾もさ……。

 

で、まぁ良かった点に関してですが、

妙に浮いたギャグシーン等も無く、緊迫した状況が続いてる辺りでは

ほぼ一切そういったシーンが登場せず、

全体で見てもシリアスとそうでないシーンのバランスは良かったなぁと。

 

加賀さんと瑞鶴のやり取りも、特に加賀さんの方は

「手厳しいけど瑞鶴の事を気遣ってるからこそ」というのが分かりやすく、

TV版より「ああ、内心ではお互いちゃんと信頼してるんだね」と思えるものに

なっていました。

 

あと、極端に二次創作ネタを拾ってきたようなシーンもなく、

TV版での足柄さんや大井っち辺りが気になってた方は、

今回は恐らく心配しなくて大丈夫だと思います。

少なくとも自分は「これまた荒れるんじゃない?」と思う点は無かったです。

 

悪い点に関してですが、正直他に挙げた内容以上に超個人的な気持ちなんですけど、

出来れば手負いのヲ級を再登場させて(ラスボスじゃなくてもいいから)、

今度こそ吹雪の手で決着をつける…という展開が欲しかったなと思います。

 

戦闘のカットについては、例えるならゲームの実況動画での

「戦闘が長いので終わったところまでカットしまーす」みたいな感じだったなと。

まぁ複数の敵艦隊を相手にするので、1つ1つ詳細に描いていたら、

明らかに尺が足りないだろうから仕方ないんでしょうけどね。

 

提督に関しては…お察し下さい。

ある意味TV版より「おいおい…」って思う扱い。

 

そして、ここまで書いておいてもうひとつ。

 

【賛否両論かなと思った点】

 

深海棲艦との因縁、如月周りの展開、一部艦娘の過去に関する描写。

言い方は悪いかもだけど、ある意味とてつもないご都合主義とも取れる展開なので…。

(僕はむしろ、これぐらいの展開で良いんじゃないかと思ってますが)

 

ゲームでの仕様をどれだけ重視してるか、そういうの気にしてないか、

そういったところで結構印象は変わると思います。

戦いの終盤はホントに急展開とも言えるであろう内容なので…。

 

 

そんなわけで、伝わりづらかったとは思いますが、

元々TV版も「不満箇所も多いけど、良い所もちゃんとあるよー」ぐらいに

緩く考えてた人なので、今回の劇場版はその不満箇所が結構テコ入れされており、

かなり好印象でした。

上で述べたように終盤は急展開もありましたが、悪いとは思わず、

「これでようやくハッピーエンドに落ち着いたかな?」と思いました。

 

予め言っておきますが、僕はTV版の祥鳳は生還してると思ってます

それを踏まえた上での↑の感想です。

 

僕としては、「艦娘が喋って動いてる様子がとにかく観たい!」って人は、

行って損は無いと思う。

あと、ご都合主義的なものが嫌いじゃなければ、

多分今回のストーリー展開はそこまで悪いものではないと思う。

むしろ「TV版もこういう感じで良かったのに」と思うかもしれません。

 

そして如月提督は、TV版の展開で終わらせるよりは、

映画を観た方がスッキリするんじゃないかなぁと思います。

ただ、絶対に正真正銘最後まで観て欲しい。映画が完全に終わるところまで是非。

人によっては今回の映画のおかげでだいぶ救われると思う。

ちなみに僕は最後まで観て、心の中でガッツポーズしました。

 

という感じで、TV版を一通り観た人にはオススメです。

逆にTV版を観てない人は、観てからじゃないと話についていけないと思います。

TV版での展開があった上でのお話なので…。

 

観る前は「TV版みたいに、また荒れまくるような内容だったらヤだなぁ…」とか

若干心配もありましたけど、観てみたらかなり楽しめました。

主題歌CDを予約しそびれていたので、帰ってから慌てて注文。

劇中BGMのサントラも出たら買いたいところですね^^